盲検化済みデータ

前提条件

標準の CDMS リードデータマネージャまたはCDMSスーパーユーザの治験ロールを持つユーザは、デフォルトで以下に説明するアクションを実行できます。組織がカスタムロールを使用する場合、そのロールには以下の権限を付与することが必要です:

タイプ 権限ラベル 制御
機能権限 ワークベンチタブ

ワークベンチタブからデータワークベンチアプリケーションにアクセスする権限

機能権限 CDB を設定

ワークベンチ内のコアリストの設定を構成する権限

治験に制限付きデータが含まれている場合、それを閲覧するには制限ありデータアクセス権限が必要です。

治験ロールについて詳しくご確認ください。


マスキングについて

盲検化データの盲検化機能が有効化されている場合、盲検化設定により盲検化されたデータの表示を定義できます。デフォルトでは、盲検化データにアクセスできないユーザ (制限されたデータアクセス権限のないユーザ) に対して、盲検化データはワークベンチのいずれの場所にも表示されません。

条件付き盲検解除機能を有効化している場合、その基準によって、データのどのセルがマスクされるかが制御されます。これは Vault 内のすべての治験に適用されます。

エクスポートで盲検化されたアイテムは文字のデータ型を持ち、これは manifest.json ファイルと SAS データ型に反映されます。

ワークベンチ UI では、マスクされた項目は項目値の代わりに「BLINDED」と表示されます。

盲検化済みデータ機能を有効化する方法

お使いの Vault で盲検化済みデータを有効化するには:

  1. ワークベンチを開きます.
  2. ナビゲーションドロワーから設定に移動します。
  3. 盲検化済みデータをクリックして、その設定領域を開きます。

  4. 有効化のトグルをオンに切り替えます。 これにより機能が有効化され、マスキング領域の定義オプションが表示されます。
  5. マスキング領域を選択します:
    • 盲検化されたデータをグローバルにマスク: ワークベンチ UI およびエクスポートパッケージの両方で、盲検化されたデータにマスキングを適用します。
    • UI 内で盲検化されたデータをマスク: ワークベンチ UI でのみ盲検データにマスキングを適用します。このオプションでは、エクスポートパッケージでは盲検化は行われません。
    • エクスポート用に盲検化データを盲検化: エクスポートパッケージでのみ盲検化を適用します。このオプションでは、ワークベンチ UI ではマスキングされません。
  6. 保存をクリックします。

この機能を無効化すると、マスキングの選択はリセットされます。