フラッシュレポートのスケジューリング
フラッシュレポートでは、日、週、月の頻度でレポートをスケジュールし、所有者、エディタ、ビューアロールを持つユーザに電子メールで配布できます。受信者は、レポートを再実行することなく、Vault で最新のキャッシュ済みレポート結果に素早くアクセスできるリンクを受け取ります。また受信者は、キャッシュ済みフラッシュレポートの結果を表示するのに、そのレポートで使用されているオブジェクトレコードまたはドキュメントに対する表示権限を必要としません。
標準テンプレートを使用しない: フラッシュレポートには標準のレポートテンプレートを使用しないでください。これにより、必要なアクセス権を持たないユーザがメール通知を受信する可能性があります。代わりに、標準テンプレートのコピーを作成し、それをフラッシュレポートとして使用できるように設定します。
フラッシュレポートのスケジューリング
フラッシュレポートのスケジューリングの際に、頻度、希望開始時刻、通知基本設定を決定することができます。メール通知には、Vault のレポートへのリンクのほか、レポートが実行された日時が含まれます。アクションのスケジューリングは、プロンプト付きのレポートには使用できません。
フラッシュレポートをスケジューリングするには:
- レポートのアクションメニューでフラッシュレポートのスケジューリングを選択し、フラッシュレポートのスケジュールダイアログを開きます。
- レポートの実行選択リストからスケジューリングの頻度を選択します。
- 希望開始時刻の選択リストからスケジュールされた開始時間を選択します。フラッシュレポートは夏時間を考慮しないことにご注意ください。
- メールと Vault 通知の基本設定の選択リストから通知基本設定を選択します。少なくとも 1 つ以上のレコードが戻されたときにのみ送信するのオプションを選択すると、Vault は、レポートが少なくとも 1 つのレコードを返したときにのみ通知を送信します。
- 任意の作業: フラッシュレポートのメールにレポートのコピーを含めたくない場合は、メールにレポートを含めるのチェックボックスを選択解除します。
- OK をクリックします。
通知を受け取るには、手動割り当てでフラッシュレポートにユーザを追加する必要があります。
フラッシュレポートのプレビュー
メールにレポートを含めるチェックボックスを選択すると、Vault はメール通知にフラッシュレポートの HTML コピーを含めます。これにより、メールから直接レポートを表示したり、Vault でレポートにアクセスしたりすることができます。
Android ™ デバイス向けの Gmail ™ アプリはデバイスの画面にあうようにメールをリサイズします。各サイズでフラッシュレポートを表示するには、Gmail ™ アプリの設定 > 全般設定に進み、メッセージの自動調節のチェックボックスを選択解除します。
フラッシュレポートの変更
フラッシュレポートには、標準のレポートと区別するために小さいカレンダーアイコンが表示されます。レポートのアクションメニューからスケジュールを選択して、フラッシュレポートのスケジューリング詳細を変更したり、スケジューリングを解除したりすることができます。フラッシュレポートのスケジューリングを解除するには、フラッシュレポートのスケジュールダイアログでスケジューリング解除をクリックします。Vault 所有者と、フラッシュレポートを作成したユーザのみがフラッシュレポートの変更または編集を行うことができます。
フラッシュレポートジョブ
フラッシュレポートをスケジューリングする際に、Vault はジョブ定義とジョブステータスのページに自動的に新規ジョブを作成追加します。ジョブ定義のページから、必要な変更を行なったり、ジョブステータスを更新したりすることができます。ジョブ定義のページからフラッシュレポートのジョブタイプは作成できません。
制限
Vault あたりのフラッシュレポート数は 200 件までになります。
関連権限
フラッシュレポートをスケジューリングするには、オブジェクト: レポート: 編集およびダッシュボードおよびレポート: レポートのスケジューリング権限が必要です。リードデータマネージャ、臨床コーディング管理者、およびスケジュールレポート機能権限を持つカスタム治験ロールも、フラッシュレポートをスケジュールして実行することができます。そのレポートオブジェクトレコードの所有者ロールに割り当てられているユーザは、フラッシュレポートを編集できます。フラッシュレポートをスケジューリングしたユーザと、最初にレポートを作成したユーザの両方に、所有者ロールが割り当てられます。