Studio について
Vault EDC には、スタディのデザインと管理用インタフェースである EDC Studio が含まれており、スタディデザインにおける臨床プログラマの体験が強化されます。Studio を使用することで、臨床プログラマは、スタディを素早く作成し、組織のスタディ変更を管理することができます。
Studio 機能
EDC Studio には、臨床デザインができるだけシームレスになるように数多くの機能が含まれています。
スタディデザイン
- ドラッグアンドドロップ: Studio には、動的なドラッグアンドドロップ環境が備わっており、ユーザはレコードパレットからオブジェクトをドラッグし、設計キャンバスにそれらをドロップすることができます。次に、設計キャンバス上でオブジェクトをドラッグアンドドロップすることで、オブジェクトの配置を変えたりすることができます。
- プロパティパネル: 臨床プログラマは、プロパティパネルを使用してスタディオブジェクト定義を簡単に管理することができます。このツールを使用すれば、Studio のメインビューから離れることなくデータタイプ、日付範囲、ラべリングなどを素早く定義できます。
- オブジェクト再使用: 臨床プログラマは、複数のスタディの間でスタディオブジェクトの定義を再使用できます。この機能により、ユーザはオブジェクト定義のライブラリを作成し、Vault 内の複数のスタディで再使用することも可能です。
- ケースブックバリデーション: 臨床プログラマは、Vault EDC を使用して、公表前にスタディデザインを検証できます。Vault EDC はデザインをレビューし、このケースブック定義に基づいて新規ケースブックを作成できないようなデザインのエラーを CSV レポートで生成します。
スタディ管理
- 複数組織および複数スタディのサポート: Vault EDC Studio は単一のスポンサーまたは CRO スタディ構築をサポートすることができます。ユーザはスタディを組織にグループ化することができ、これは、スポンサー、ビジネスユニット、またはスタディ設計環境内のその他のグループを表すことができます。
- ケースブックバージョニング: Vault EDC Studio は複数のケースブックバージョンをサポートするため、組織はスタディ中のプロトコールの変更やその他の変更を簡単に管理することができます。
- スタディ入力規則: Vault EDC Studio はスタディ入力規則をサポートし、これには一変量 (システム) チェックの自動作成や、式を使用したルールとしてその他のチェックを作成する権限が含まれます。
- 臨床データのマッピング: Vault EDC スタジオは、臨床データをエクスポート可能な CSV 形式にマップするための表示設定をサポートしています。