Vault ドメインの動き

特定の状況において、組織はデータ vault を別のドメインに移動する必要があるかもしれません。このようなことが必要になる例としては、リブランディング、経営陣の交代、事業の統合、別の臨床研究機関への移転などが挙げられます。

Vault Reparenting では、Veeva で 1 つのドメインから別のドメインに vault を移動させることができます。親の変更が完了すると、新しいドメインの顧客が vault を使用できるようになります。このプロセスには三つの段階があります。

  • Veeva は vault をソースドメインからターゲットドメインに移動させます。
  • Veeva Operations はユーティリティを実行してターゲットドメインのユーザーを再作成し、コンテンツ、データ、作業をそれらのユーザーに再割り当てします。より詳細なリストについては、下記を参照してください。
  • Veeva Services は顧客のために新しい vault を準備し、テストします。

データ保管庫の構成とは別に、ドメインはユーザー名のドメイン部分も管理します (user.name@domain.com)。ドメインの詳細については、こちらの Vault Platform 文書を参照してください。

ドメインの動きの要求

ドメインの動きの際には、Veeva のサービス担当者までお問い合わせください。

移動済みのもの

データ vault の構成 (以下に示す例外、すべての研究データと構成 (設計と実行) に加え、ドメイン移動には以下のユーザー参照データが含まれます:

  • 登録完了
  • 学習システムユーザ
  • ロール割り当て
  • メールグループ割り当て

移動されていないもの

ドメインの親の変更は、以下に含まれるユーザー参照データを移動させません:

  • 監査証跡 (エントリはまだ存在しますが、元のユーザー値を参照します)
  • ジョブ設定
  • FTP 設定
  • ユーザに対するデータおよびメタデータ参照
  • Signaturesvault
  • レビュー
  • その他非機能的ユーザ参照データ
  • オブジェクトレコード上に作成されたあらゆる「変更者」または「作成者」参照データ